先ほどの商店街を巡った跡に一度ホテルに戻ることにする。
ホテルに戻ってみると、鍵と一緒に何やら伝言が。
おかしいな・・・。何だろうと思い、フロントの人に聞いてみると、どうやらアブシンベル大神殿へと向けたツアーの案内らしい。
エジプト人、どこでこんな情報を仕入れるのだ。(苦笑)
全く、エジプト人の商売根性にはびっくりだ。
恐らく、私がチェックインした時にフロントの人と話した際に、アブシンベルに行きたいけど飛行機のチケットが取れなかったことを伝えたのが、それが回り巡ってこのような形になったのだろう。
それ以外は情報を外に出していないのでそれしかありえない。
全く、エジプト人は凄いなあ・・・。
今回の寝台列車にせよ、これにせよ。
フロントの人が電話をして確かめてくれると、何やらフロントの横に誰かがやってきた。
ものの数分。 「これは私だ」という。
おいおい。早過ぎるぞ。(苦笑)
あんたは、待ち構えていたのか。(苦笑)
いやあ、面白くて仕方がない。
エジプト人、何でこんなに楽しいんだ。
話を聞くと、夜中の3時半に出発をして、7時にはアブシンベルについて、2時間見て、10時には向こうを出発し、1時ごろにアスワンに戻るらしい。
アスワンからアブシンベルまで400kmほどあるはずなのに、3時間で行ってしまうとは、一体何キロで走ってゆくのか・・・。
ちょっとおっかない気がしたが、この機会を逃してしまうとアブシンベルにいける機会がなくなってしまう。
しかも、値段はそこそこリーズナブルかもしれない68ドル。
もうちょっと安くてもいいかもしれないが、せっかくの機会だから、というこちらの心理をよく捕らえた値段だ。
これ以上高くても微妙だし、安ければ殺到し・・・。
見たいな、微妙な価格帯を提示してくるところが心憎い。
結局、これを頼むことにした。
目の前の銀行ATMでお金を下ろし、すぐに支払う。
そして、明日の朝2時45分にモーニングコールをお願いした。
さて・・・。以外にもアブシンベルにいけることになってしまった。
もう行けないと諦めていたのに。
でも、明日の予定が全く決まっていなかったので、これはいい機会だ。
ガイドブックには、アブシンベルまでツアーで行くと450ボンド(2000年)と書いてあり、このガイドブックの値段の約2倍が実際であるところを考えると、68ドル(390ボンド相当)というのは、割とリーズナブルと言えなくもない。飛行機で行くと片道でこれ以上かかるのだから。
そして、明日の予定も決まったところで、街中を再度散策することに。
先ほどのお土産通りを歩いていると、Tシャツ売りが近づいてきた。
こいつは面白いやと思って話を聞いてみると、コットン100%のTシャツが150ボンドという。日本円にして3000円以上。高すぎ。何考えているのかサッパリ分からない。
話にならないといって、ノーサンキュウ、これは話になっていないと言って立ち去ろうとするが、いつまでも付いてくる。
うるさいので、5ボンドなら買うといったら、からかっているのか? と言って来た。
さすがに先ほども5ボンドでは買っていないので、10まで引き上げたが、なかなか向こうは引き下がらない。
無視して歩いてゆくが、再度追いかけてくる。
既にお店から30mは離れている。(苦笑)
もういいやと思って、15ボンドなら買う、と言った。
すると、向こうは50ボンドだ! といってくる。
ちょっと下がった。
でも、15ボンドだ! と延々と繰り返す私。
もう相場は分かっているのだから怖いことはない。
さほど買いたくもないし、向こうがあきらめればいいことだ。
私が歩き、向こうが追いかけ、値段の応酬がかなり続いた。
ついに20ボンドまで下がった。(笑)
最初の150ボンドの7分の1。 あとちょっとだ。
ついに15ボンドに下がり、OK! を出した。
露天商の男は、目が血走っていた。
サンキュウー、マイフレンドといって私は立ち去った。
勝利だ。(苦笑)
その後、パンに肉を挟んだものを買おうと思ったら、アラビア数字で書いてあるものと算用数字で書いてあるものと、それぞれ2倍になっている物を発見した。(苦笑)
私はあらかじめ、アラビア数字だけは暗記しておいたので、こいつはおかしい、何だこれは、といったら、なにやら、ボイルしてあるかどうかの違いだ、などと言い訳じみたことを言い出した。
そんなことあるわけがないじゃないか。(苦笑)
それぞれ同じ名前のところが2倍になっているなんてありえないでしょ(苦笑)
全く、エジプト人は面白すぎる・・・。
長いパンに何かの肉をつめたものを2ボンドで買い、やがて、帰途に着く。
明日は早い。早めに休んで、明日の日程に備えようと思う。