朝3時に起こしてもらい、アブシンベル行きの用意をする。
荷物をまとめ、ロビーへ。
先日の担当者が姿を現し、更に30分ほど待たされた後、出発をする。
車は、小さなミニバンだった。17人くらい乗れるだろうか。
その中に、押し込まれた。 はっきり言って、狭い。
どうやら、後ほど判明したのだが、このUS68ドルのツアーは安い部類らしく、60ユーロ出すと中くらいのバス、80だか90ユーロ出すと大型バスになるらしい。
更に、中型バスと大型バスの場合はガイド付らしい。なるほど。私は安いツアーに参加してしまったのだと思う。おかげで足元が狭くて、ぎゅうぎゅう詰めといった感じだ。
とりあえず行ける事になっただけでも良いのではあるが。
ホテルを出発し、少し走ったところで一度集合、その後、45台ほどのコンボイになってミニバン、中型バス、大型バスと一緒になって一気にアブシンベルを目指す。
この、多数の車が一気に走ってゆくのを横目で見れるのは、なかなかない経験で楽しいものだ。
一気に突進してゆく車の群れ。
300kmほどアスワンから離れているが、そこまでは高速道路のような良い道がずっと続いているため、ほぼノンストップで一気に駆け抜ける。
そのおかげで、わずか2時間半で付いてしまう。
だから、飛ばす飛ばす。
最初は私の乗った車はあまり飛ばしていなかったのだが、日が出て明るくなると同時に一気に飛ばし始めた。作戦なのか何なのか、かなり早いほうに付いた。
その頃には、足元が窮屈でかなりきつく、降りたときには筋肉痛も相まって、少しフラフラになる私。
そして、見終わった後は、定番のお土産や攻撃が待っている。特に買う物もないので攻撃をかわし、車へと戻る。
そして、再度コンボイになってアスワンへと帰ってゆく。
これまた飛ばす飛ばす。
行きもそうであったが、相互に1車線づつしかないのに対向車がほとんどいない。それをいいことに、2車線丸々使って飛ばしまくる。
カーブは中央を走るのが当たり前。
でも、それがエジプト風であると感じる。
帰る前の時間があるときに、車の運転手に他のバスのツアーの値段を聞いたのだが、何故か、運転手も助手席の人もテンションが低かった。
恐らく、こき使われているのだろう。
2時間しか寝ていないといっていた。
毎日アスワンからアブシンベルまで走っているとのこと。
朝と夕方と、2回に分けて人を運ぶのだという。
聞き間違いでなければ、朝来て、夜も来て、2時間寝て、といったことを延々と繰り返していることになる。 こき使われているな・・・。と思う。