このことを、もしかしたら信心深い人であれば、「法王は写真に写りたくなかったのだ」とか「法王のお力だ」とか「失礼なことをしないよう神がそうされたのだ」と思ったかもしれない出来事であった。
だが、冷静に考えれば、歩きながら横切る法王さまに対して、カメラのピントをうまく自動調整できなかった、ということであると思われる。
私のカメラの動作モードには、ピントが合わないとシャッターが切れないモードと、ピントが合わなくてもかまわず切るモードがあり、普段は前者にして使っているのだ。 これが原因であると思われるが、それでも、あの瞬間には「法王って凄いのかな?」とちょっと信心深くなってしまった自分がいた。