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エルタヒン(El Tajin)のボラドーレス(Voladores)

そして出口を出て、さてバスに乗ろうと思ったところ、ふと目の前の広場に人だかりができているのが見えた。

これは・・・ と思い段差になっているところに座ってみると、数分もしないうちに前から衣装を着た人が出てきた。 どうやら何かするようだ。

広場の中心にはポールが立っていて、上には何やら回るようなものが見える。


ガイドブックによると、トトナカ人によるボラドーレス(Voladores、空飛ぶ人)の宗教儀式をショーにしたようなものらしい。




下でぐるぐると回転しながら笛を吹き、そしてはやがて階段を上り始める。 さすがに支柱は鉄でできているが、昔は木でやっていたというのだからその危険度は並大抵のものではない。






上まで上り、4人が頭を下にしてぶら下がり、上に一人いて笛を吹いている。


そしてはやがて、頭を下にして下り始めた。

ぐるぐると回転しながら下に降りて来る。






下がってくるときは割とあっさりしたもので、するするっと下がってくるのだが、そう見えたとしても長年の鍛錬あってのものなのだろう。

最初に支柱に縄を巻き付け、それを逆に回転させながら少しずつ延ばしてゆく、という手順のようだ。 それにしてもこれは30m以上高さがあるようで、私ならば登っただけでふらふらになってしまいそうだ。

参加費として10ペソほど取られたが、これが見られたのならば十分である。



そしてやがては4人が地上に舞い降りる。 見事なものだ。


そして、ショーは終わりになる。 この最後のクライマックスに何かひとつパフォーマンスを付け加えれば良い終わり方なのに・・・ と思ったが、まあ、それはそれとして。

そして、来るとき降りた場所の周辺に向かう。

さてどうしようか・・・ と思って、ふとタクシーに値段を聞いてみた。 ポサリカのADOバスターミナルまでの値段だ。 どうせバスで移動しても2等のバスステーションからADOバスターミナルまで数十ペソかけて移動しなくてはならないし、そろそろ旅の疲れが出てきてとっとと移動してしまいたい気分であったのだ。

すると、140ペソだという。英語は通じないので会話本や札を実際に見せつつコミュニケーションする。会話本の"もっと安くして"を見せると120ペソになったので、それでOKとする。 そもそも140ペソだとしてもリーズナブルかなと思ったが、とりあえず言ってみたら安くなった。まあ、たまにはこういう値切りもしてみないとね。

ポサリカまで30分ほど走るし、2等バスターミナルからADOバスターミナルまでも10分はかかるであろうから、まあ、妥当と言えば妥当である。 バスならば2等バスターミナルまで10ペソであるが、来た時みたいにいつ来るかわからないし、今日中にメキシコシティに移動してしまいたかったということもあるので。

そしてポサリカまでタクシーは走る。

飛ばして行くが、それでもやはりそれなりにかかる。

ADOの出る1等ターミナルにようやく着き、切符を買いに行く。
すると、メキシコシティ行きは2時間以上後の14時45分発しか空いていないという。仕方がないのでそれを買うが、ADOの"GL"で約230ペソであり、とても安い。全て1等であるがその中にもグレードがあり、普通のADOがノーマルのエコノミーだとすると、GLはゆったり席のエコノミーで、先日乗ったUNOはビジネスクラス或いはファーストクラスといったところか。

今までずっとADOに乗ってきて、先日UNOに乗り、今日はADO GLに乗ることにより、ほとんど全てのクラスを制覇することができた。 なかなかラッキーだ。

そして時間が来るまで、駅にあるレストランで食事をする。 しかし、頼んだエンチラーダス(Enchiladas)という食事がことのほかまずい・・・。 私はトルティーヤも好きではないからタコスなどトルティーヤ使った料理は全滅だし、他の家庭料理もあまり好きではない。 ただ、メキシコで食べる肉料理はとても好きだ。(苦笑) 明日からはステーキばかり食べようかな・・・ と思うようになる。

そして席で座って本を読んでいるとレストランのスタッフのおねえさん(?)が話しかけてきた。向こうは英語があまり話せなくて、それでも何か言ってくる。 何やら、自分の名前と友人のを紙に書いて、その名前は日本語でなんと書くのか教えてくれ、ということのようだ。 それを教えてどうするのだろう・・・。 不思議な質問だった。 まあ、そのくらいはいいかと思い、ひらがなで発音の通り書いてあげた。

そしてそろそろ時間になったのでホームに行ってみるが、時間になったのに出発しない。 バスも来ていない。 結局、30分ほど遅れて出発となった。 この ADO GL は、先日までの ADO と違い、荷物のセキュリティチェックや身体チェックがついていた。 それと、飲み物とイヤホンを配っていた。

そしてやがては出発するが、なかなかのんびりとした出発だ。パパントラから5.5時間なので、ポサリカからは5時間くらいかな・・・ と思っていたが、それにしてもゆっくりだ。

途中、何やら車がハザードランプを付けていることに気が付いた。 何だろう・・・ と思ったが、ここは山道であるし、気を付けなくてはいけないことがあるのかな・・・ と思っていると、途中で鉄骨を運んでいる超低速のトラクターを追い抜いた後は速度が速くなった。 これが原因だったのかな・・・ と思っていると、再度遅くなった。 再度ハザードが付いているのにも気付く。

何だろう・・・ と思っていると、ふと、道の端で燃えている車を追い抜いた。 追い抜く瞬間、バスの中にまで熱さが伝わってくるほどの激しい燃えだ。 これが原因だったのか。

そしてやがては車両のスピードも上がり、バスはメキシコシティを目指す。 しかし、ビデオが全部終わってしまった後もバスは走り続け、結局10時近くなって到着した。5時間の予定が7時間である。 まあ、このくらいは誤差か・・・。

メキシコ・シティの北ターミナル到着

北ターミナルに着いてみると、その大きさにはびっくりした。国際線となるバスも書いてある。ここからアメリカまでバスで移動するのか・・・? スケールが違うな・・・。 その距離だと飛行機を使うものとばかり思っていたが、確かに、値段と時間のトレードオフなのでバスという手もありかもしれないな。

ターミナル内はさほど危険と感じなかったが、外はあまり出たくない雰囲気である。 でも、ポサリカほどではないかもしれない。 やばいにはやばいので出たくないところであるが。

そして、もう遅いしメトロ移動もしたくないので、ガイドブックに載っている、"北方面バスターミナルから5分"とあったホテル・ブラシリア(Brasilia)に行ってみる。 行ってみると、そのフロントを見る限り、

400ペソというその値段以上に設備は良いように感じられる。チェックインし、部屋を見てみるが、やはり設備もよかった。

これはかなり気に入った。 さすがにソカロやチャプルテペック公園方面を観光するには遠くて不便であるが、北方面ということであれば今後もこのホテルを利用したいくらい気に入った。 そのくらい落ち着ける。 難点を言えば、エアコンの設定が少し寒いくらいか。

フロントの階に行き、閉まる前にレストランにも行ってみる。

ここで食べたステーキもこれまたおいしい・・・。 また食べたくなってしまう。 これを食べるがためにここにもう1泊しようかという考えすら頭によぎってしまった。 どうせ明日はテオティワカンに行って北ターミナルに戻ってくるのであるし。


そして食事も終え、部屋に戻る。 それにしてもだるい。高地だからか、風邪の引き始めなのか、それとも疲れが出たのか、のども少し痛いし、頭も少しぼおっとする。 思考力が働かない。 早く寝たい気分だ。

シャワーを浴び、身支度をしてから布団に入る。

さて、明日はテオティワカンだが、唯一心配なのが天気だ。今日みたいに曇っていなければいいのだが・・・。

 

 

 

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