メインメニュー  HOME  瞥見記  バイク  バイク    旅の道具
  次へ / 戻る
 

国立台湾博物館と台北二二八記念館

国立歴史博物館を出てから、今度は国立台湾博物館へと向かう。ここは大理石が綺麗に敷き詰められた、ガイドブックによると「台湾で最も美しい博物館」だそうだ。

そのうたい文句はあながち間違いではない。このエントランスルームの大理石と、天井に広がっているドームに関して言えば。

ここには、歴史や地理や原住民の民俗、動植物なども展示されていた。

その後、すぐ南にある台北二二八記念館に向かう。

二二八平和公園の看板。

ここは、台湾でいわゆる「白色テロ」の先駆けとなった二二八事件の記憶を留めようという趣旨の記念館だ。 日本語ガイドもあったので聞きながら回ることにした。


二二八事件とは、蒋介石が40年にもわたる戒厳令を敷くことになったきっかけであり、内省人(戦前から台湾にいた人)を虐殺した事件である。

内容を聞く前の前提知識として、国民党と民主進歩党の2つのそれぞれの特色を理解しておく必要がありそうだ。

前者は日本の侵略を悪と考える政党で、蒋介石と共に戦後大陸からやってきた外省人が支持基盤。長い間独裁政権を築いていた。台湾の教科書にも長らく”鬼畜日本”と書かれていたが、その記述はこの国民党から見た視点。

後者は日本を友人と考える政党で、戦前から台湾にいた人(内省人)が支持基盤で、台湾独立派。 こちらは親日。

実際は、前者であっても親日の政治家(前の総統など)がいたり、後者であっても反日教育を受けた世代がいたりして複雑なのであるが。更には近年の流行である「民族主義」が加わってきて、自分自身の国はそれぞれの民族が統治すべき、みたいな話が入ってくると更にごちゃごちゃしてくるが、基本は前の2つの政党を押さえておけばOK。

この枠組みを理解した上で、どちらの視点による展示なのかを考えつつ説明を聞くと内容が良くわかる。

どちらにせよ、二二八事件が長い間タブーとなっていた台湾においてこのような展示が現在されているということは、それはそれは輝かしい出来事として捉えるべきなんだろう。

この二二八事件による虐殺の数々は、日本が南京で行ったような「ゲリラ掃討作戦」のように正当な理由があったものではなく、本当の意味における大虐殺であった。 このようなものこそ大虐殺と呼ぶべきであるのに、南京でのゲリラ掃討作戦まで大虐殺と呼んでしまったら、この二二八事件の悲惨さが薄れてしまうというものだ。 大虐殺と呼ぶべき大虐殺。

”時代背景”の展示ブースで、日本兵として出兵した人たちの寄せ書きがかけてあった。

記憶によると、志願兵は数百倍だか数千倍だかの難関だったらしい。志願兵になれた人は、それはそれは誇り高かったようだ。

基隆の港では、人々は手と足をそれぞれ針金で繋がれ、機関銃で打たれながら海へと落とされた。 前の人が落ちると同時に自分も落ちて運良く助かった人がいて、何十年も経った後に、そのようなことがあったとようやく証言できたのだという。

悲惨な事件。それが二二八事件。台湾の戒厳令のきっかけとなり、数多くのエリートが殺された事件だった。

戦前に日本留学を体験したほどの内省人エリートが蒋介石率いる国民党の軍隊に虐殺されるという構図。

北京で起きた天安門事件を握りつぶして「外国の陰謀」としてしまった中国政府とは違い、真実から目をそむけずこのような展示ができる台湾は、既に中国とは別の文化圏であるとさえ感じる。

さすがは日本の意志が込められた土地である。

 

 

 

  次へ / 戻る
 
 
メキシコ
エジプト
イタリア
タイランド
台湾
ベトナム中南部
アメリカ・アトランタ
パリ

 
北海道
東北
日光
関東
信州・八ヶ岳
木曽・中仙道
静岡・伊豆
奈良・大和路
四国(剣山スーパー林道)
中国地方(出雲/山口
九州
屋久島

[ リンク ]
アウトドアグッズ通販
自転車・パーツ通販
バイク用品通販
自動車用品 通販
 
バッグ・小物 通販
ジュエリー・アクセサリー 通販
美容・コスメ・香水 通販
ペット・ペットグッズ 通販
スイーツ・洋菓子・和菓子 通販
 
メインメニュー  HOME  瞥見記  バイク  動画館  写真館  旅の道具   

Copyright(c) 2000-2008 eternity. All rights reserved. [連絡先]