Phatthalung(パタラング)、とある寺院と学校、Hot Springs(温泉) 、PHRA CAVE、COOL POOL(COLD STREAM) 、KHONGKHALEAB TEMPLE、ハジャイ(HATYAI)到着

2004-08-13 記載
トピックタイ

パタラング(Phatthalung)の朝

朝、夕べは疲れていたので寝坊するかと思っていましたが、割と時間通り6時20分頃に目覚めた。 支度をし、出発をする。さすがに手馴れてきて、7時には出発できた。 昨日のようにタイヤのトラブルもない。

道路に出て、先日やっていた駅前のマーケットが開いているか見に行ったら、全く開いていなかった。 車の通りのような感じに、そこはなっていた。

もうHATYAI(ハジャイ)を目指そうと思い、郊外を走っている幹線道路に向けて走り出す。

少し走ったところに、何かの店の前の場所を利用して朝食屋が開店されていたので、そこで朝食を食べることに。 ここは、数日前に食べた、あの懐かしいおかゆ風の食事を出していた。 それを頼み、又、シュウマイ或いはかまぼこ風のものをいくつか選ぶように言われたので、とりあえず2つ選ぶ。 そして、ティーを頼んだ筈だったのが、コーヒーが出てきた。

おかゆは、先日食べたのと同じように美味しかった。 だが、先日と違って調味料の中に砂糖がなく、変わりにこしょうが置いてある。 砂糖とナンプラを混ぜるのが美味しかったのだが・・・ とちょっと思い返しながら食事を取る。 かまぼこ風のものは、何だか薄い味だった。 加工食品っぽい味が。 コーヒーは、私は元々コーヒーを飲まない(飲めない)人であった筈なのだが、ミルクスティック1本と砂糖1本を混ぜてとりあえず飲んでみたら、何故か、特に問題なく飲めた。 これは、タイ・マジックか? こちらに来てから辛いものも食べられるようになっているし、味覚の不思議がまた一つ増えた。

そして、食事を済ませ、会計をしたら、50バーツだった。 おかゆが20バーツ、かまぼこ風のが10バーツで2つ、コーヒーが10バーツということだろうか。 微妙な値段だ。

道は、バイクやトラックタクシーでぎっしりだ。

ここが、夕べお祭りが開かれていたところ。

遠くに、大きな大きな肖像画が見える。

(写真中心部)

幹線道路は、相変わらず高低差が少なくて快適そのものだ。


ハジャイまで90km。

道は、快適そのものだ。

とある寺院と学校

途中、道路沿いに綺麗な寺院があったので、立ち寄って見てみた。

立派な建物。

どうやら、この横には小学校低学年向けの学校があるようだ。 どうも、学校の一部に寺院がある、或いは、寺院の中に学校があると考えるのが自然と感じる。 何故かというと、学校の入り口には王族の人と思われる写真がかなりの確立で飾ってあるからだ。 そんなことを考えながら、一周して写真を取り終わってさて出発しましょうと言うときに、ふと、子供たちがずらずらずらっと自分に近づいてきた。


そ、その円ら(つぶら)な瞳、それに一瞬、”くらくらくら”っと来た。


一部の環境系NGO・NPOが”この純粋な子供たちの為に”と、ひたすらに宣教活動(ほとんど宗教の域に達している団体もある)を繰り返すその”純粋な子供”の意味が、ほんの少し、数分の1ほど理解できた。

もう、先日あった駅前の2重価格商人たちのことなんて全て吹っ飛んでしまうほど、この子供たちの純粋さは心に響くものがあった。

衝撃を受けた。 こんなことが、まさかあろうとは。 いや、もしかしたら、これを求めて私は旅をしているのかもしれない。 そして、そのことを忘れていただけだったのかもしれない。

タイに来て、どこか”余所者”としてのよそよそしい目線を受ける中に旅をしてきて、この純粋な子供たちの円ら(つぶら)な瞳を見て、全て、”救われた”と感じずにはいられなかった。

そのような余韻に浸りながら、自転車を走らせた。

今日は今までの中でも特に暑く、スコールもほとんど降ってこなかった。 プーケット周辺と違い、気候が違うのかな? と思いつつ進む。 その日の夜に見たニュースでは、どうやらタイ北部のチェンマイでは洪水が起こっていたようだったので、地方の特性か、或いは運が良かっただけだったのか何なのか。

Hot Springs(温泉) その1

やがて、ふと、持参した地図にも載っている”Hot Springs”の看板が出てくるようになった。

私はともかく、温泉に目がないのだ。 日本での旅であれば、2日に最低1回は温泉に入るくらい、そのくらい温泉好きである。 であるから、この看板を見た瞬間、”旅であれば温泉に行かないでどうする!” くらいの気持ちになって、温泉行きはほぼ決定していた。

ここに入って行く。

途中見た、ガチョウ(恐らく)の飼育所。

あとちょっとだ。


ちょっとした街中に入ってきた。

この街中で、トラックの荷台を使って開いているお店から さとうきび? を潰したジュースを買って飲んだ。 これまた美味しい。 カップに入って5バーツ。 ボトルに入れたものだと10バーツらしい。 これは、道端で売っている露天商の看板にもボトル10バーツと書いてあったので適正価格のようだ。

ツーリスト用の看板。

あと1.75kmだ。

そして、看板通りに温泉の方に進み、看板のない十字路に差し掛かった際にその角にある商店の人に、温泉の場所を聞こうとした。 が、どうも英語が通じない。 何とか方向だけ聞き出し、お礼を言って走り出した。 すると、すぐ右にスクーターに乗ったおばちゃんが来て、自分もそこに行くから先導してあげるという。 これは助かった。

バイクに先導してもらいつつ、進んで行く。

段々と、風景が変わってきた。

途中に看板のない交差点を2つ曲がり、温泉へとようやく辿り着いた。

温泉は、ちょっとした教会のようになっていた。

Hot Springs(温泉) その2

この看板には、以下のようにある。

英文
THE HOT POOL IS SITUATED AT THE SLOPE OF CHAISON HILL IS BELIEVED BY THE LOCAL PEOPLE TO BE SACRED WHICH CAN HEAL SOME DISEASES. THE TEMPERATURE IN THE POOL IS NOT OVER 60 C. ABOUT 700 METRES NORTH OF THE HOT POOL IS THE THAM PHRA(PHRA CAVE) WITH A COOL POOL INSIDE. THE COOL POOL IS ABOUT 1 METRE DEEP AND HAS WATER ALL YEAR ROUND.
和文
CHAISON丘の坂にある暑いプール(HOT POOL)は、地元の人々によって神聖かつ若干の病気を治すことができると信じられている。プールでの温度は60度(摂氏)よりも高くはない。暑いプールのおよそ700メートル北にある THAM PHRA (PHRA洞窟)の中には冷たいプール(COOL POOL)がある。冷たいプールはおよそ1メートル深くて、そしてすべて1年を通して水を持つ。 (自動翻訳+若干調整)

寺院がとても立派だ。


さすが、神聖なものと思われていることはある。

先導してきてくれたおばさんが、中も案内してくれた。

そして、少し歩いて温泉の涌き出るところを見せてもらった。

だが、どうも、入れそうにないくらいに汚い。 湯量もさほど多くなさそうに見える。

だめかな・・・と思いつつ、”日本では、温泉は公共浴場のようなものになっている”とおばさんに言うと、どうやら浸かることができるところがあるという。

おおお。と思って期待していると、とある掘っ立て小屋のようなものを指差し、”これも入れるけど、汚い”と言い、又、プールのようなところで何人かが足を浸けているのを指差し、”こういうのもあるけど、汚い”と言い、続いて、あそこは綺麗なので入ると良い、と、向こうの建物を指差した。

続いて建物に案内してもらい説明を聞くと、どうやら1時間120バーツで浄化された温泉に入れるという。 そこにあった張り紙によるとホテル一泊500バーツからのようだ。 さすがは温泉地、と言ったところか。

そして、私が120バーツで温泉に浸かることを決めると、管理人の青年が、これをどうぞと言って冷えたミネラルウォーターをくれた。 おお。気が利いていて親切だと思う。

この中に、浴槽はある。

遠くを見ると、旅行者が足だけ温泉に浸けて、楽しんでいる。

そして、入る場所に案内してもらうと、そこには、日本の浴槽とは違い、底が浅くて広さがある、手桶のない、日本の銭湯を小さく浅くしたような浴槽があった。

でも、それでも十分である。 お湯を貯めて、浸かろうと思いお湯を溜め出す私。 石鹸とシャンプー、バスタオルもついていたので頭と体を洗い、時間をかけて中ほどまで溜めた浴槽に、仰向けに寝転ぶようにして全身まで浸かり、温泉を楽しんだ。 日本の浴槽のような深さはないので水の水圧を感じることはできないが、温泉の心地よさを楽しむことは十分にできた。

海外での温泉、初体験を達成し、かなり満足であった。

温泉の周囲。


のどかな風景が広がる。

ホテルの部屋。


それぞれ別の建物になっているようだ。


立派な建物。

立派な彫り物。

そして自転車のところにまで戻り、先ほどのおばさんが屋台で作っているサラダ風の食べ物にご飯を付けて、昼食にしました。

が、これが食の進まない味で・・・。 微妙だった。 ペプシコーラも観光者価格である10バーツであったので微妙ではあったが、温泉地は観光地であることは確かなので、このような場合は仕方がないかとも感じる。

タイ、というか日本以外では、親切やお礼はその場限りで後々まで引きずらないと言うが、このおばさんとのやり取りでそのようなことを感じた。 と言うのも、私が戻って来て、お礼を言ったり、義理で何かを買おうとしていると、おばさんは”なんでいつまでもいるのだろう?”という微妙な表情と態度を取っているように感じたからだ。 文化の違いを、微妙に感じた体験だった。

PHRA CAVE

温泉を出てすぐのところに、PHRA CAVEという洞窟があったので寄ってみることに。

ここには、犬がたくさんいたが襲われることはなかった。


そう言えば、アジアでの自転車旅行は犬に追いかけられるというが、今回、ほとんど追いかけられていない不思議さを思った。

階段を登り、洞窟の中へ。


中にはいくつかの小屋があり、そこに書かれてある文字を読むと、「○○日、××はここの中で修行をした」のようなものを読み取れる。

どうやら、修行の為の洞窟のようだ。


中にはいくつか建物があり、やがて、上へと抜ける階段が見えてきた。

途中、木や岩の彫り物がたくさんあった。

絵も、たくさんあった。

象徴的な階段。


何かを意味しているのかもしれない。

更に、階段を登って行く。

そして、ふと、階段を登りきったところに見えてきたのが、この、横たわった仏様だった!

いや~、いかす! この仏像最高~!!!

タイ、ユーモアセンス最高だよ! 楽しすぎる! さすがは”微笑みの国”だ。

その周囲には、このような宗教的な絵がたくさんあった。

その高台から見た景色。


のどかな景色が広がる。

仏像の全貌。


足の形がとてもかわいい。

この像も、何か、特別なものであると感じる。


そして、この洞窟を離れた。

COOL POOL(COLD STREAM)

洞窟を出て、少し進むとそこに "COLD STREAM"の看板があった。


先ほどの HOT POOL に対応する COOL POOL のようだ。

そこには、雰囲気の良い眺めがあった。

岩肌の元、水がそこには広がっていた

そして、そこを離れ、ハジャイへと向かい進み始めた。

ハジャイ(HATYAI)への道

そして、温泉を出て、いざ、HATYAI(ハジャイ)に。

しばらくは、細い道をハジャイ方面に進んで行く。

良い眺め。

快適な道。


地図には書いていない道だけれども、方角は合っているので気にせず進んだ。

そして、幹線道路に合流。 いざ、ハジャイへ。

途中、日差しが今まで以上に強く、赤道直下の日差しの強さをかなり感じた。

水も、浴びるように飲んでしまう。

広々とした良い道。

遥かに広がる大空。


白い雲。 緑の木々。

やがて、"WELCOME TO SONGKHLA"の看板を通過する。

ハジャイに近づくにつれ、車やバイクの数が多くなってきた。

今日明日の予定として、今日はSONGKHLA(ソンクラー)に行って明日にHATYAI(ハジャイ)にしようかとも思ったが、最終日くらいはゆっくりしても良いかな、ということでそのままHATYAI(ハジャイ)に入ることにしました。

KHONGKHALEAB TEMPLE

ハジャイの郊外で、とても印象的な宗教的な塔を見たので近づいてみることに。

"KHONGKHALEAB TEMPLE(お寺)"と書いてある。

入り口も、とても立派だ。

印象的な塔。

立派な建物。

仏像も、今まで見た他のものよりも、遥かに立派だ。

さすが、タイで2番目の大都市、ハジャイである。 郊外ですら立派なお寺がある。

すらっとした仏像。

立派な建物が、いくつも並んで建てられている。

ここにも、横になった面白い仏像があった。


ユーモアセンスあるなあ、と思う。

それと、このような信仰の形がタイのような熱帯の国には似合うのかな、とも思う。

これは、それぞれ、曜日を意味する仏像のようだ。

日、月、火、水、木、金、土。


ずらずらと並んでいる。

大きな体をした、大福様のような仏像。

暑くて、少しまいりつつ、お寺を回った。 この激しい日照りを浴びて、人間の思考に影響を及ぼす気候と言うものの影響力の大きさを、感じずにはいられなかった。

ハジャイ(HATYAI)到着

そして、ハジャイへと更に近づく。

あとちょっとだ。

段々、車とバイクの数が多くなる。

だが、街中はこんなものではなかった。

このあたりは、中心部に比べたらまだ車もバイクもそれほど多くはない。

中心部に近づくにつれ車もバイクも多くなり、危険なので走りながらの写真は撮らなかった。

ここは本当に大都会だった。 さすがは、バンコクに次ぐタイ第二位の都市である。 交差点の進入も、今まで以上に気を使う必要があった。 私の目の前で、進路転換しようとしたバイクがいきなり後ろから車にぶつけられた。 バイクが急に交差点の左折車線から直進車線に進路転換し、左折車線は”進め”の状態であった一方、直進車線は停止中であった為にバイクが止まろうとして、左折しようとして進んできた車が後ろからぶつかったのだ。 ガツン!という、大きくない音がしたが、バイクは特に”おっ”という感じで車体を眺めるくらいで、車はさっさと行ってしまった。 バイクもそれ以上は追求せず、そのまま走り出した。 危ない町だ・・・。

私は、ちょっと目立つ自転車だけあって、多少は車も気を使ってくれた。 が、基本的にはバイクと同様に走る必要があり、急発進・急加速・急停車を繰り返さなくてはならなかったので、幹線道路を走るよりも疲れる感じではあった。

やがて、そろそろ町の中心部という個所に達した後、鉄道駅の場所を聞こうとして路肩にいる人に尋ねた。 が、英語が通じない・・・。 さすがは大航海時代に独立国家を守り通したタイ国である。日本と同様に英語が不得手だ。 やがて、通りがかりの知り合いと思われる女性2名に助け舟を出した。 再度聞くが、”レイル・ステーション”がどうも通じない。 私は、持参した地図に付いていたHATYAI(ハジャイ)地図を出し、今いる場所を聞こうとするが、意図が通じない。 ようやく、6ヶ国語を出して”鉄道駅”のタイ語訳を出したら通じ、向こうは大笑いしていた。

そして、更に通りかかった青年に地図を書いてもらい、その通りに進んだら駅に辿り着くことができた。 いえい。 駅前の通りは一方通行が多く、逆走もしてしまったが、タイでは許容範囲である。

そして、周囲のツーリスト・インフォを探したが、観光代理店しか見当たらない。もしかしたら駅構内にあったのかもしれないが。 代理店の1つに入ったら、駅を2ブロック進んだところに二百数十バーツで部屋があるという。 他のところは? と聞いたが、返事が返ってこない。 旅行の最終日なのでもう少し良いホテルに泊まるつもりであったのだが、聞けなかった。 ”ミドルクラス”と言っても通じない。タイのミドルクラスは200バーツ前後のことを指すのかな? それとも通じなかっただけか。 まあいいやと思いそこを出る。 そして、すぐ横のお店に入り、明日の午前中のみのツアーが何かないか聞いてみた。 が、そこでは1日からのツアーしか扱っていないとのこと。 とりあえずホテルを探しに、再度通りに戻ることに。

少し走り、目立つ大きなビルがあったのでまずはそちらに向かってみることに。 そして、フロントに行こうとしたら、フロントの2名のうち1名が日本人だった。 あれれと思って周囲を見ると、日本人らしき人がいる。 かなり高級なホテルのようなので、日本人御用達なのかもしれない。 高級と言ってもタイであれば私でも泊まれるとは思ったが、せっかくタイに来てまで日本人環境というのも何なので、値段も聞かずに外に出ることに。

さてどうしようと思い、次に入ってみたのがすぐ近くにあったGRAND PLAZA HOTERというところ。 入り口はそんなに大きくはないけれども、フロントは十分に立派だ。1泊780バーツなので、そこそこのランクである。 旅の工程の最終日であるので、このくらいでも全く十分だ。 日本円にしてみれば3000円行かない程度なので、まったく十分なレベルである。

受付をして、自転車を中に入れる。 フロントの横に自転車を置き、バックはポーターさんに運んでもらう。 チップの相場がわからなかったので、恐らく高すぎだろうとは思ったが10ドル札(手元にあったのがこれだったのだ)を渡した。 すると、フロントに行くと何かしか私に気をかけてくれるようになった。 なるほど。これがチップの効果か。

部屋に入り、外に出歩く前に、疲れた体をほぐす為にルームサービスでタイ式マッサージを頼むことにしました。1時間120バーツ、最低2時間で240バーツである。

部屋に来たのは、30歳くらいのおばさまで、タイ式マッサージの感想はと言うと、”痛い”の一言だった。 確かにほぐれたのだが、私の体が硬いせいか、かなり痛みが走る。 おばさまはその反応を見て笑っている。

2時間はあっと言う間のようで、あっという間に過ぎ去った。 日本でマッサージをやってもらうとなると1分100円が相場であるので、120分だと1万2千円である。それが、こちらでは240バーツ、7~800円で受けられるとするならば段違いの格安ぶりだ。

マッサージ中、テレビをちょびちょび見ながらマッサージをしていたのが印象的だった。 終わった後、”ちょっと見せて”と言って数分テレビを見ていたのもこれまた印象的。

そして、マッサージ終了後、街中に繰り出す。


街中は、私が来た時刻と比べて、開いているお店の数が減っていた。 今までの町もそうであったあ、このような大都会であったとしても、7時を過ぎるとお店がかなり閉まるのだなあ、ということを感じる。

そして、そのうちの1つで食事をすることに。 私は2つおかずを頼んだがご飯も2つ付いてきた。 失敗したようだ・・・。 そして、水も頼んだら90バーツを加算された。 ちょっと高すぎ。 中華系のお店であったので、中国人の商売のやり方を少しだけ体験した。

先日言った通り、このようなことをしていたら外国人観光客にそっぽを向かれることであろう。 先日とは違い、そうは思ってもさほど怒らなくなってはいるが。 あの、朝見た”円ら(つぶら)な瞳”の効果でもある。

出回っている間、明日の観光はどうしようかと思って近くにあった観光代理店に入ったが、半日コースのツアーだと周囲のお寺と洞窟巡りくらいしかないようだ。それに、1人だと高いらしい。500バーツ。人数いると安くなるのだとか。 仕方がないので、明日のツアー参加はあきらめることに。 そのお店では、ダンスショーの勧誘も受けた。600バーツのと500バーツのものがあるらしい。 高いなあと思ったら、どうやらヌード系のものらしい。 なるほど。 でも、ポスターが趣味ではなかったので止めておいた。

そして、屋台のマーケットを探そうと思ったら、ホテルの近くでそれなりに開かれている以外は、ホテルを少し離れると屋台がほとんどなかった。 そこで、仕方なくホテル近くで買うことに。

そして、この時、今までで一番面白い事態に出会うことに。 今まで、ぼったくられたということはあったとしても、食べられなかったということはなかった。 今回は、買った鳥のから揚げが、食べようとしてもカチンコチンで全く食べられないという状態であったのだ。 これには参った。 こんな商売していたら、そっぽを向かれて当然であろう。 というか、そっぽを向くように情報を広めるのが、そのことを知った私の義務であろう。 悪徳商人を排除しなくてはマーケットは正常化しないのだ。

とは言っても、バックパッカーの情報ノートが設置されている訳でもなく、HPに書くくらいしかできないのであるが。

結局、屋台で買ったチキン20バーツはコチコチで食べられずにそのまま捨て、もう1度外に出て買いに行ったところはセブンイレブンで、コーヒー牛乳450mlが18バーツとビール30バーツ、お菓子10バーツ。それにケンタッキーフライドチキンの3ピース35バーツ。 結局、ホテル近くの屋台では買うものがほとんどなく、この辺りにあるほどんどのお店はぼったくりなので買う気にもなれず、チェーン店で済ませた。 私の今の気持ちは、”屋台の諸君、君たちは自分たちで自分の首を絞め、お客を遠ざけたんだよ。”と言った感じだ。

今日は、昨日よりも否定的な感情が少なく、又、ぼったくり屋台に対してはきちんと”いらないよ”のジェスチャーができるようになった。 次は交渉術を身に付ける番か・・・と思ったら、そろそろ帰国の日が迫ってきている。

いろいろと見てきて、次はピンポイントにこの国をもっと深く見れる気がする。 とは言っても、今の時点ではこれ以上、何かに興味があるわけではない。 観光するにしては微妙であると感じるこの国。


明日は、この近くにある動物園(?)に行き、WAT(寺院)を見て、時間があれば国立公園を見てから空港に向かおうと思う。

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