ハイヴァン峠(Hai Van Pass)、そしてダナン(HaNang)
いよいよフエ(Hue)とダナン(DaNang)間にあるハイウェイ(1号線)における最大の峠、ハイヴァン峠(Hai Van Pass)に差し掛かる。
ここは、ベトナム北部と南部の気候の境目になっているという。
とは言っても、峠は496mしかないのだが。
今、その峠の下にトンネルを掘っていて、2000年から4年の計画というからもう出来ているかと思いきや、まだ建設中だったので峠を登ることに。
途中に人家もほとんどないようなので、もう忘れ去られる峠になるのかもしれない。
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| 工事中のトンネルへと続く道 |
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峠を登って行く。
途中、踏み切りがあり、丁度電車に差し掛かってしまった。
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どうやら、遮断機は手動のようだ・・・。
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いよいよ、電車がやって来た。
が・・・。 客車がない?
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って、後ろを見ると、電車に張り付いている人々が!
ベトナム人はたくましいなあ・・・ と思う瞬間。
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峠への道からの景色は、とても素晴らしかった。
波が海岸線に打ち込み、その行っては戻る姿が、私をほのぼのとさせた。
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湾の中を覗き見る。
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そして、峠の道から進行方向を見ると、それはそれで別世界だった。
この山、この森の中、峠の道を進んで行く。
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道は、自転車が走るような路肩が十分ではなかったので、後ろからクラクション(ミラーがないのでカーブでは必ずクラクションを鳴らしてくる)が来る度に気をつけて登って行った。
峠に行く途中、熱中病なのか何なのか、頭がもうろうとする事が何度かあった。 頭だけが妙に暑くて、頭がぼおっとする。 頭に水をかけると少し回復するが、水がかわくとすぐに元に戻ってしまう。 自動車が横に居るときに急に気を失ったりしないよう、多めに休みを取り、水も十分に補給しつつ登っていった。
後から思うに、どうやら、日本の寒い気候から熱帯のベトナムに来た事による、体温調整の不調だったようだ。
山の中、この道を、進んで行く。
左には海岸、右には山だ。
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そして、何やら建物が目の前に見えてきた。
峠は軍事拠点だったようなので、あそこが軍事拠点であり、峠なのだと直感する。
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そして、建物の近くへ。
そこは、やはり頂上だった。
広がる景色。
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この道を登って来た。
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峠にある軍事拠点。
今はもう使われていないようで、荒れ果てている。
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ロンリープラネットによると、この峠は、頂上でバスが必ず休憩を取るので乗客はその間、しつこい商売人をかわすのに一苦労するらしい。
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実際、峠に近づくとすぐに商売人が私の方に飛んできた。
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そして、絵葉書を買わないかとか食べ物を買わないかとか聞いてくる。 さすがに私も交渉に多少は慣れてきたので、ことごとく拒否した。 ただ、フランスパンを1000ドン、冷たい水1.5リットルを6,000ドンで買い物をした。 買い物をする際も、パンを2つ売りつけようとしたり、高い値段で売ろうとしたりもしてきたが、この時は難なく交渉することができた。
フランスパンをかじって水を飲むと、ようやく疲れが回復してきた。 ふう・・・。
交渉が終わり、パンを食べ終わって、そろそろ出発かな、と思った頃に、遠くの方の親父が、峠の先をジェスチャーで示しながら「GO!GG!」とか言ってきた。 これが、この親父の本性のようだ。 商売終わったらさっさと出て行け、邪魔だ、というわけだ。
さすがに3日目だけあってベトナム人の商売根性に慣れてきていた為、特に気を悪くすることもなかった。元々ここの商売人に対してそのように接していたから、ということもある。
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そして、峠を下る。
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峠の向こう側の景色。
快適なダウンヒルだ。
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夕焼け。
もうこんな時間か・・・。
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峠を下り、やがて、平らな道となった。
このあたりで、段々と空は暗くなっていった。 この時点で、ホイアン行きは完全にあきらめ、ダナン泊が決定した。
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峠を下ってからはとても快適な道になり、とても快適に進むことが出来た。 これですよ、これ。 タイで味わった快適な感覚。 どうやら、グリスが乾いていたのか何なのか、本来の調子を発揮していなかったようだ。
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ダナン(DaNang)まで14kmの看板。
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遠くに見える夕焼け。
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そのまま、快適に飛ばし、明かりのついたハイウェイをしばらく走った。 ハイウェイを走る分には夜でも明かりはいらなかった。
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そして、ダナン近くになり、ハイウェイを外れると急に、舗装されていない道になった。 おいおい。 まじですか・・・。 幹線道路ではないのかな、ここは、とも思ったりしたが確かめる術も無い。
道は暗いし、今回持ってきた明るいライトがなかったら、他のバイクと協調して走ることがかなり難しかったかもしれない。 そんなこんなで、未舗装の道を抜け、やがて、ダナン近くまで来て、舗装された道となった。
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そして、ようやくダナン(DaNang)へと到着した。
川のほとりまで走ってくると、この川の景色は、ベトナムとは思えないほど綺麗だった。
川沿いの道も、洒落た感じでよく整備されている。
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ダナンでは、まず、宿を取りに行った。 まず、ロンリープラネットで評価の高い”ゲスト・ハウス34”に行ったが、満室だった。 すぐ横にあるソン・ハン・ホテル(SONG HAN HOTEL)に行ったら、16ドルでシングルが開いていたのでそこに決めた。
この宿にもマッサージルームがついており、恐らくは如何わしいサービス付きなのだろうと予想される。 この宿の前には売春婦は立っていなかった。 ここベトナムでは多くの児童売春が行われていると言うが、どこにでもいるという訳ではないようだ。 先日の宿はたまたまだったのだろうか?
そして、宿に着いた頃から、急に頭が熱っぽくなってきた。
どうしたのだろう? と思いつつ、この先のルートは大きな病院があるかわからないので、ここ、ダナンで行っておきたいと思った。 運良く、ここダナンには24時間開いている病院(病院C)があるようなので、カウンターの人に聞いて、行ってみることに。
倒れる前に行こうと思ったが、少し食べないとふらふらだと思ったのでフォーを食べた。 ここの味はフエでの思い出ほどではないけれども、そこそこだった。
そして、いよいよ病院へ。 言葉が全く通じないので、ジェスチャーと”旅の会話本”を使って話をする。 これがなかったらやばかった・・・。
そして、診察結果はと言うと、アレルギーを起こしていただけで病気ではないらしい。 血の検査も行ったが、マラリア等の確認もされたのかどうか、会話力がなくて聞き出せなかった。 胸に薄赤い斑点が出来ていたのだが、それがアレルギーによるもの、とのことだ。
そして、薬を出して貰った。 病院では紙だけ発行してもらい、実際に買うのは薬局で、ということのようだ。 医療と薬販売が分かれているシステムは、日本と同じだなあ、と思った。
私はどこに行けば良いのか分からなかったが、薬をもらいに行くとき、看護婦さんが1人付いて来てくれた。 こういう親切を受けると、ベトナムに対する好感度もアップする。
病院横の薬局に入り、薬をもらっていると、薬局の人が私と看護婦の人をきょろきょろと交互に顔を見て来た。 どうやら、恋人か何なのか、と勘ぐっているようだ・・・。 ここベトナムではこういうことが何度かあった。
そうして薬を買い、実際にその場で1回分を教えてもらいながら飲んだ。 そして、看護婦さんにもお礼を言い、ようやく帰途についた。
ふう・・・。 ようやく帰り道。 屋台はほとんど閉まっていて、インターネットショップも閉まっていた。 10時なのにもうほとんどのお店が閉まっている。 私はおとなしく部屋に帰り、そして、睡眠に入った・・・。
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