ダナンからホイアン
今日は、朝少しダルくて10時近くまで寝込んでしまった。
起きた時は随分と調子が回復したかに見えたが、支度をしてフロントに出ると、又もや少しだるくなってきた。 だが、そんな体調ではあっても、寝込むほどでもなかったので、いそいそと出発をする。
出発をし、どうしようかと考える。 とりあえず、市街地を出たい。 そして、ハイウェイか大通りに出たいと思ったが、どうも、道がごちゃごちゃしていて分かり辛い。 途中、居住地に入り込んでしまったりして、見事、はまりそうになっていた。 |
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こんな細かい道を走る時はコンパスが重要なのだが、私は今回、持ってくるのを忘れてしまっていた。 そんな時、いろいろ置いていそうな雑貨屋さんをふと見かけたのでそこに入り、見事、一発でコンパスを入手することが出来た。運がいい。 12,000ドン。81円くらいか。
そして、今通っている道が大体の方角としては合っていることを確認した後、そのまましばらく走った。
結果、ようやく広い道に出ることが出来た。 この広い道になった頃、 ちょうど 「ダナン<->ホイアン」のバスが通りかかり、ホイアン方向の確信を深めることが出来た。 |
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本当は、ミーソン遺跡に行ってからホイアンに行こうと思っていたのだが、いきなり道に迷いそうになってしまった事もあり、とりあえずホイアンへと行って、明日のツアーでミーソン遺跡には行こうと考え始めた。
ホイアンまでは、先日の道とはうってかわり、とても快適な道。 順調に走ることができる。 ほとんど上り下りのない、快適な道だ。
その道に入り少し進んだところで、食事屋があったのでフォー(麺)を食べる。 フエで食べた時ほどのインパクトはないが、十分においしい。 そして、その少し先にインターネットショップがいくつも並んでいるところがあったので立ち寄ることに。30分くらいメールやチャットをした後、再度出発する。
その後は、少し小さな道になった。 少し不安になるが、コンパスがあるので大体は大丈夫だろうと考えることができた。 |
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細い道を、進んで行く。 | |
他の道と交差を繰り返しながら、ホイアンへと進んで行く。 分岐があっても、方角的には大体一緒なので、さほど心配することはなかった。 |
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やがて、雰囲気が変わって来た。 | |
広々とした道。 | |
ずっと続く、道。 | |
途中、お祝い? か何かのバイクの集団とすれ違った。 バイクの集団がゆっくりゆっくりと進んでおり、何やらを囲んでいる。 これは一体??? よくわからないまま、バイクの集団を追い越し、ホイアンへと向かった。 |
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ホイアン
そして、いよいよホイアンに到着した。 17~19世紀にかけて栄えたこの町は、早期の西洋貿易商に”フェイフォ”として知られていたらしい。 |
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ホイアンの看板。 |
ホイアンは、旧市街が世界遺産に登録されているというところで、日本からも修復支援が行われているらしい。 当時は、日本にとっても重要な寄航港だったようで、日本人がいた面影も見ることが出来る。 |
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街中は、なかなかよく整備されている感じだ。 | |
町の中心部に近づくにつれ、観光客が段々増えてきた。 | |
そして、ホイアンの街中をぐるりとした後、とある一つのホテルに泊まることにしました。 ここはロンリープラネットにすら載っていない宿ですが、申し分なかった。 ファンのみの部屋で8ドル、エアコン付で10ドルだ。 少しだけ見劣りする点はあるものの、先日の16ドルの部屋や先々日の20ドルの部屋と大差ない作りになっている。
ここで、明日のミーソンツアーを予約する。 ホテルはどこでも予約できるというが、本当にその通りのようだ。2ドルで往復のツアーを申し込んだ。8時に出発して1時に帰ってくるようだ。 ガイドブックには2時帰りとあったので、そのくらいまで見ておいた方が良いということなのだろうか? とも少し思ったりした。
そして、荷物を置き、一度シャワーを浴びてから旧市街の散策へ。
屋根付き”日本橋”。 日本っぽくない橋ではあるが・・・。 |
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屋根付き”日本橋” |
日本橋の向こうは、アート通りとなっていた。 絵画などが飾ってあるアート・ギャラリーがたくさんだ。 |
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そして、日本橋まで戻り、川沿いに散策をする。 | |
川の上に、水に浮かぶレストランがいくつかある。 | |
街中の通りは、どこも落ち着いている。 | |
旧市街を歩いてまず思ったのが、何と言っても”日本人がいる”ということ。
ただ、カップルがそれほど多くなく、日本人女性は欧米人連れであることが多く、男性は一人の場合もそれなりにあるようだ。
大体の見た人数で言うと、カップル:シングル女性:欧米人連れ女性:一人の男性:不明な団体客 = 10:1:4:2:4 くらいだろうか? 日本人女性の一部は欧米人に食べられちゃっているのかな? と思わざるを得ない状況。
実際、こちらに来て、アジア人女性と欧米人男性という組み合わせに対する欧米側から見た視点がよくわかってきたので、アジア人女性と欧米人男性という組み合わせだけで、欧米人男性が一時の快楽の為にアジア人女性を連れまわす、というイメージが思い浮かんできてしまうのだ。
なので、日本の女性と欧米人男性のカップルを見ると、ついつい「ああ、食べられちゃった。」と心で思ってしまう私がいる。 もしかしたら、逆もしかりで、一人で歩いている日本の男性は「また女買いに来たのか。」と思われているのかもしれないけれども。
数少ない日本の女性のシングルは妙にぶすっとした顔で歩いていたので、彼氏と喧嘩したのか、或いは私を見て「この女買いの屑め」と思っているのかもしれない。 私の方をちらりとみたあの表情からはそのくらいの予測しかできないけれども。
川を挟んで向こう側へと渡る橋。 川の向こう側にも、レストランがいくつか見える。 |
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そして、街中を更に散策。 | |
街中で、ふとフォーを食べてみたら、なんと5,000ドンだった。私がいつも10,000ドンで食べていたのは、地方価格なのか何なのか。 ホイアンは競争が激しいようなので、その影響かな?
そして、更に川沿いの散策をする。 | |
観光船が、川に浮かんでいるのが見える。 そうこうしていると、「船に乗らないか?」との勧誘も多々あった。 |
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そんな中、川沿いを、ぼちぼちと歩いて行く。 | |
ホイアン散策
川沿いを歩いてゆくと、何やらマーケットらしきものが。 | |
段々、にぎやかになって行く。 | |
この小さな通路の先が、マーケットのようだ。 | |
マーケットの中は、予想通り、小売店がたくさん。 | |
鳥が籠に入れられて売られている。 鳥インフルエンザは大丈夫・・・ かな? |
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マーケットの中を、歩いてゆく。 | |
のんびりと昼寝をしている、鳥を売っているおばさん。 | |
市場は、物を売っている人がたくさんいたけれども、食べ物の数ではタイより遥かに少なかった。 タイは食道楽だったので、そのくらいを期待している私には少し物足りない。 食事もそこそこおいしいが、噂に聞いていたほどはおいしくないので、ちょっと微妙。
賑やかな中を抜けると、正面に、何やら古そうな建物が。 | |
ふと、明るい道へと出た。 欧米人旅行者もたくさんいる。 |
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のんびりと、歩いて行く。 | |
住民と、観光客とが入り混じっている。 | |
フルーツの売店。 | |
おいしそうな食べ物・・・。 | |
ここで、タイに行った時に好んで食べていた、”玉が赤くてとげとげが緑で柔らかい果物”が売っていたので即座に購入した。 これこれ。 これぞ南国・・・ と私の中で思える食べ物です。
白くてぷにゅぷにゅしていて、甘くもないがあっさりとしたこの味付け。 癖になります。
観光客がいっぱい。 | |
ふと、ひとつの遺跡に入ってみる。 | |
そこには、独特の庭作りが。 | |
奥の建物へと、入ってゆく。 | |
古びた、雰囲気のある建物だ。 | |
鳳凰? の陶器。 | |
お寺? とでも言えばいいのかな。 | |
そして、そこを出て、違う遺跡に。
ホイアンの街中では、少しばかりの日本語が通じた。 さすがは観光地。 世界遺産好きの日本人なことはある。 | |
日本人が来て修復したという建物の2階から。 | |
眺めが良い~。 | |
こうして、いくつかの施設を見た後、通りかかったレストランに入った。
夕食は、明日に向けて少し体力を付けようと思ってビーフステーキを食べた。 食べている途中、絵葉書売りの少年が来た。 噂では物乞いの人も来るらしいが、物乞いは出現しなかった。 ステーキは少し薄めだったが、オレンジジュースが絞りたてだったり、りんごジュースは日本で飲む味とは少し違ったけれどもおいしくて、とても満足。 これで53,000ドン。356円くらい。 安すぎ・・・。
ただ、会計の際、ウェイターに ”桁が違う” と言われて10倍取られそうになった。 こんなにもしっかりしているレストランなのにボッタクリをして来るとは、さすがはベトナムだ・・・・。
10倍請求してくるウェイターに対し、会計を確認し、札束の桁を確認し、レシートの挟まった板を片手に”バシバシ!” と叩いてから強く差出し、”受け取れ!” という仕草をしたところ、ウェイターは ”にやにや” とした顔つきをしながらそれを受け取った。 気持ち悪い・・・・。 なんて気持ち悪いウェイターなんだ。 まあ、ベトナムではこのくらい慣れっこだけれども。
その後、量が少し足りなかったので更に屋台でフォー(麺)を食べる。 味はそこそこかな。 そして、ようやく宿へと戻ってきた。 ちょうど時間も6時を過ぎていた。
ホイアン見物に割と時間がかかったが、時間的には丁度良い感じだった。
夜、ふと散歩に出てインターネットカフェに再度寄り、その後、ちょっとした川岸のレストランで食事をした。 ココナッツミルクのジュースとWhite Roseの上級版(名前覚えていない)を食べたが、どうも口に合わなかった。
そのお店の看板娘はひっきりなしに客寄せをしていたが、その合間合間に英語で私と話をした。 途中、その子は日本語も片言ながら話したりして、ここに来る日本人観光客はやはり多いのだなと実感する。
ただ、最後、やはりというか何と言うか、21,000ドン(143円, 1.4ドル程度)に対して "21ダラー(USドル)”と言ってきた。(苦笑) さすがに慣れてきた私は定額を渡して納得させることができた。 まさかこんなに話したのにもかかわらずぼったくってくるとは・・・ と思ってしまった。 良心がないようにも見えないし。 やはり、日本人とは感覚が違うようだ。 社交辞令と思うしかないのかな・・・。
そして、宿に戻り、睡眠に入った。 今夜は良く眠れそうだ。