|
富士山登頂、そして下山
夜の道を登り、やがて7合目を過ぎ、8合目に差し掛かった頃、ぽつりぽつりと雨が降ってきた。降水確率だと30%であったのだが、やはり山の天気は変わりやすい。
|
そんなとき、ふと登山道脇に、人が1人ちょうど入れるような岩のトンネルを発見した。
高さはないものの、横に入るには十分だ。 私はここで、機転を利かせて寝袋を出し、一休みすることにした。 |
 |
| 朝になって撮った写真。 |
朝になって目が覚めた頃、ちょうど通りかかった人の「ここで眠れるんだよ。あ、先客がいる。」という話し声が聞こえたので、割と有名な場所のかもしれない。
 |
朝、目が覚めた時には、既に朝日が出た後だった。 寝過ごしたらしい・・・。
今回はそれほどご来光に熱心ではなかったので、これも当然の結果かと自分で納得する。
|
|
振り落ちる日の光。
遠くまで広がる雲。
そして、山頂の方を見ると雲がかかっており、今いるところあたりがぎりぎり晴れている境目であることを認識した。
|
 |
|
実際、上り始めるとすぐに雲の中に突入し、展望は利かなくなった。
3000m、そして3400mと超えるごとに歩みが辛くなる。 空気が薄くなっているのがよくわかる。 頭も痛くなってくる。頭の痛みが重症にならないうちに、十分に休み、そして十分に水を飲んで回復してから再度歩く、ということを続けた。
今回、水も食料も十分に用意したので、かなり余裕のある工程だった。 水は3リットル近く持っていったので、最後にも少し残ったくらいだ。
 |
そして、山頂。
たどり着き、安堵の表情を広げる他の登山者たち。
|
|
山頂では、実家に”木のはがき”を出したり、コンロでおにぎりを水と一緒に暖めておじや風にしてお腹を膨らませた。 やはり、暖かい食べ物・飲み物があるのはかなり違う。
そして、下山。
雲がかかっていて、7合目近くに来るまで展望が開けなかった。
須走口は、7合目から下は”砂走り”という、砂の中を駆け下りる道となっているので、かなり快適に下れる。
|
 |
|
 |
ただ、この”砂走り”、しばらく砂の多いところを駆け下りる分には良いのだが、最後のしばらくは砂が少なく、足がつっかかって、逆に歩き辛い道となっていた。
|
|
聞く話によると、昔に比べて砂が少なくなってしまっていて、昔は1歩で3mは進めたらしいが、私がやったところによるとせいぜい良くて1m、普通は50〜60cmが良いところであった。(慣れていないのと、安全性を重視したのでこのくらいだったというのはあるけれども。)
そして、駐車場へ。
ここに来て、周囲には晴れ晴れとした景色が広がっていた。
今朝以来の、展望である。
|
 |
|
 |
そして、駐車場。
寒い時間帯があったり、頭が痛い感覚も覚えたが、終えてみれば、全てが清清しい体験であったと思えた。
|
|
|