峠を順調に駆け下りていると、右の草むら(左は崖)から、”がさがさ”という音がし始めた。 何かが坂を降りて来る。 音が近づき、草むらのすぐ横にいるな・・・ という雰囲気。 そして、私がその横を駆け下りた瞬間、通り過ぎた1〜2秒後に、いきなりそれは現れた!
ツキノワグマである!
びびった!
野生のツキノワグマを見るのはもちろん初めてで、それが僅差2〜3mですぐ後ろを道路横断しているのだ。 一瞬びびり、10mくらいそのまま減速せず駆け下り、再度後ろを確認し、こちらに来ないことがわかってから、少し減速、スピードを緩めながら少し観測した。
ツキノワグマはそのまま崖の方へと降りて行き、見えなくなったが、その姿はまさに森の王者たるもの、誇らしい威厳と、その風貌を備えていた。
ツキノワグマは大人でも人間の子供くらいの大きさだというが、まさにそのくらいであった。