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秋吉台・秋吉洞へ

大正洞を出て、秋吉台の方角へ向かった。


秋吉台は、遠くから見て、すぐさまそれとわかる様相をしていた。

秋吉台の岩肌は、鍾乳道のそれとよく似ている。

ここは、春(?)ごろ、山焼きというのを行い、新芽を出させる(?)とか聞いた。

秋吉台は、走っていて気持ちの良い道だった。この台地をかけまわる感じ、やはり自転車で来て良かった〜 と思う。

前に、4年前に来たときは電車とバスの組合せで、展望台から秋吉台を眺めただけで、空しい思いをして帰った記憶がある。

秋吉台を走り、やがては秋吉洞の入り口へと達した。 展望台の近くにエレベータ口があるが、ここは秋吉洞の途中に繋がっており、入るならば、もっと先の出入り口か、或いは下の方にある出入り口かのどちらかだ。 どちらからも入ることができる。

私は下の口へと行き、自転車を置き、秋吉洞に入った。 せっかくだからということで、ガイドのイヤホン(300円)も借りる。 秋吉洞は大正洞や景清洞と同じくらいだと入る前までは記憶からそう思っていたが、入ってびっくり、こっちの方が規模がもっと大きかった。 入り口も大きいし、高さも広い。

高さは他の2つでも同じくらいのところがあったような気がしたが、洞窟の長さはこちらの方が上だった。

秋吉洞の入り口にある小川と看板。

ここが、入り口。


切り立った岩が、とても素晴らしい。

この中に、入って行く。

秋吉洞など、洞窟を歩いていると、黄泉の国の案内が多いことに気づく。 イヤホンの中からは、冥界がどうしたとか、魂がどうしたとか言う言葉を度々耳にする。

秋吉洞は、天井がとても高い。又、下には水の流れがある。ふと気付くに、他の2つの洞窟ではカメラのレンズがすぐに曇ってしまったが、ここではほとんど曇らず、しっかりと写真を使うことができた。

どうやら、この水、地下水の流れで、年間を通じて15度近くに保たれていて、それ故に中の気候が一定に保たれているらしい。 カメラのレンズが曇らなかったのは、この温度と、あとは湿気の違いだろうか。謎は残る。

秋吉洞は、人の思いの結晶のようにも感じられる。 人が念じ、そしては形となった。 科学者はそうは思わないであろうが、こういうところに来るとどうも宗教的情緒が活発化してきてそういう思いに駆られる。

秋吉洞は、最後は違う出口から出る。 最後はコンクリートのトンネルを抜け、2重になっている扉から外に出る。

元の入り口まで、山をとことこ歩いて戻った。 タクシーやバスという手もあったのだが、歩きたい気分だったのだ。 途中、昔泊まった秋吉洞のユースホステルがあったりして、ここに昔、泊まったのかー と感慨に浸ったりもした。

ユースのあるところから坂を下り、やがては秋吉洞の入り口まで戻ってきた。 ここで自転車を回収し、そしては下り始める。

そこで、さすがにおなかがすいてきていたので、秋吉のバスの駅前にある大衆食堂のお店でご飯を食べることに。ちゃんぽん定食を食べたが、これまたおいしかったー。値段もリーズナブル。650円でした。素晴らしい。

やはり、山口は住む場所の候補だ。北海道、島根、山口は候補のうちの1つだ。 広島もお好み焼きがとてつもなく好きだし、路面電車最高! という感じではあるけれど、都市は避けたいし、広島の農村部はまだよく知らないので保留。 って、広島の北にある、三次は広島かな。あそこはなかなか良かったなあ。路面電車と言うと、長崎も捨てがたい。とまあ、話はどんどんと膨らむのであった・・・

山口は、高津川流域がとてもほのぼのとしている。山口と島根、かな。 ここ、秋吉洞の周辺も、とても素晴らしい場所。 ここらへんでいいお嫁さんいないかなあとかふと考えたりもする。 

そんなことを思いつつ、目指すは温泉、秋吉洞から南西に走ったところにある、下関市のはずれ、ツーリングマップルに山峡の湯治場と書いてある場所、湯谷温泉へと向かうことにした。 そこまでの道はずっと下りかと思いきや、既に秋吉洞が海抜100mかそこらしかないらしいので、登りと下りと混合したコースだった。秋吉台は遥か上のような気がしていたが、そうでもないらしい。

湯谷温泉へは、3時半頃着いた。この時期は5時には暗くなり始めるので、3時半から温泉に入るということは、少し覚悟が必要だ。 温泉に入る前、すぐそこにあった温泉まんじゅうのお店で、温泉はどこがいいかと聞くことにした。温泉まんじゅうを買って、それを聞いてみると、どこもなにも、2つしかないから・・・とのことだった。ありゃりゃ。こんなにも大きく書いてあるのに・・・。下ってくる途中2つあったが、その2つしかないらしい。片方が450円、もう片方が500円だ。

450円の方は古い旅館で、もう片方の方はホテルだ。私は古い旅館の方を選んだ。まんじゅう屋さんのおばあさんいわく、どちらも改築してからそれほど経っていないのでそんなに差はないですよ、とのこと。ホテルの方には露天風呂もあるみたいだったが、古い旅館の方がなんとなく興味があったのでそっちにした。

ちなみに、湯質はどちらも一緒らしい。(ここで言う湯質とは、濃さのことを尋ねたのであるが、おばあさんが何のことを指して一緒と答えたかは不明。) さて、入ってみると、ラジューム温泉の名のごとく、とてもすべすべして気持ちが良かった。 ここでは、お風呂上がりに牛乳を飲んだりした。とてもおいしい。 一緒に、先ほどの温泉まんじゅうも食べたりしたが、中が2重になっていて、ただのあんだけではなく、とてもとてもおいしかった。こんなにおいしい温泉饅頭は始めてだ。

よって、出てから、再度通りがかりに3つほど更に買ってしまった。 そこで、おばあさんに、すっべすっべでよかったよー と伝えたのであった。

ちなみに、お風呂の中で他のおじいさんが話していたのを耳にはさんだのだが、昔、昭和20年代には7つも8つも温泉宿があり、道もこんなに良くなく、産業もいろいろ、農業やら林業やらあったそうだ。 今は2つになってしまっているけれども、昔の時代を感じさせてくれる会話だった。

ああ、こんなところの温泉に毎日つかりながら、何か、農業とかやりながら、愛する人を毎日なでながら、抱きしめながら暮らしたいー とか思ってしまった。 幸せって、こんなことを言うのかなー とか思ったり。 ちょっと幻想入っている、今日この頃。

その温泉を出て、しばらく走った先に河原があり、そこに公園が広がっていた。

明日の朝は一番の電車で東京に向かうつもりなので、今日か明日の朝中までに下関の中心部に達することはできないと判断し、そこまで行くのはあきらめ、その少し手前の、小月というところから電車に乗り込むことに決めた。 そして、小月の街中まで4kmの看板があるここで一晩を過ごすことにした。

ここは、芝生もあり、とても寝心地が良さそうだ。ただ、水道の蛇口はない。 いざとなればトイレの手洗い所から汲めるから問題はないのであるが・・・。 とりあえず、温泉のところの外にあった水道で汲んだ水で支度を済ませる。 既に温泉まんじゅうでおなかが膨れているので、お茶のみ飲む。 明日の朝はすぐに支度ができるよう、暖める準備を整えてから寝る。 さて、明日はハードなスケジュールとなりそうだ。起きるのは朝3時。起きられるかな・・・。 まあ、寝るのも早い(今、8時頃)ので大丈夫かな。 では、おやすみなさい・・・・。

 

 

 

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