メリダのTour a la Ruta Puucツアー
朝、目覚ましが鳴る数分前に起床。 なかなか良い目覚めだ。 |
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朝食を食べていないのでどうしようかと思い、1等ターミナルと2等ターミナルの間にあった食堂のようなところを覗いてみたが、何が食べられるのかよくわからない。(苦笑)
結局、2等ターミナル横にあった売店で売っていた、サブウェイで食べるような具入りの分厚いパンを一つ食べた。思いのほか量がある。
そしてATMでお金を少し下ろしておく。ここでもセゾン・アメックスを試したがまたしても"現在は使用になれません"と跳ね返されてしまった。見慣れないATMだが、セゾン・マスターカードを試したが問題なくキャッシングできた。ううむ。 いつもセゾン・アメックスで各国うまく引き出せていたのに、ここメキシコではあまり対応していないのか? 提携の関係がよくわからないが、やはりアメックスのマークがないと使えないのか。 アメリカのすぐ隣なのに・・・。 2枚持っていて本当によかった。 セゾン・アメックス1枚だったらドル札が切れた瞬間に途方に暮れていたところだ。 幸いここメリダにはアメックスオフィスがあるようなので、いざとなればそこに駆け込んでいたであろうが。
そして時間が来たので、周遊バス"Tour a la Ruta Puuc"に乗り込む。 順番としてはラブナ、シュラパック、サイル、カバー、ウシュマルと寄っていくようだ。 |
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このバスですが、最前列の席が取れたので眺めが良い。 |
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街中を抜け、次第に郊外へと出てゆく。 | |
少しずつスピードも上がってゆく。 | |
遥か先までまっすぐな道に出た。 さすがはメキシコだ。 |
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ラブナ、シュラパック、サイル、カバー
遙か先まで真っ直ぐな道が多くある。 | |
周囲は低木に囲まれており、ジャングルを切り開いたということがよくわかる。 | |
しばらく走り、途中、小さな町に立ち寄った。 ツアーの人だけかと思っていたら、現地の人らしき人も乗せている。 これが2等バスというものか。 |
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細い道に入り、眺めの良いところに出た。 | |
どうやらこのバス、ウシュマル行きの2等バスも兼ねているようで、一旦ウシュマルで停車する。そこでかなりの人が降りるが、周遊切符で回る人はそこでは降りず、ラブナから順番に回っていくことになる。 ガイドブックには"ウシュマルで降りてしまう人も多い"とだけ書いてあり何故降りるのか不明であったが、どうやら間違いで降りてしまうのではなく、みんな(たぶん)適切に降りているようだ。
そして、ジャングルの中をひた走ってゆく。 | |
深いジャングル。 雰囲気のある道だ。 |
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ラブナ(Labna)
そして、まずラブナ(Labna)へ。 シュラパックから4km北東。 疑似アーチArcoがある巨大な門。 展望台 El Mirador 王宮 El Palacio などがある。 |
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ラブナの遺跡まで歩いてゆく。 | |
ここの景色は、映画ラピュタの景色を彷彿とさせる、ロマンを感じる風景だ。 | |
広がった青い空 | |
そして、落ち着いた遺跡。 | |
状態もかなり良いように感じる。 | |
なにより、落ち着いて見れるのがよい。 | |
チチェン・イツァーの規模とは比べものにならないが、こちらの方が遙かなロマンを感じる。 | |
登坂禁止となっていたのだが、気付かないのか、或いは意図的か、カメラマンと思われる重装備の男がスタスタと丘を駆け上がっていった・・・。 | |
この、落ち着いた雰囲気がよい。 | |
不思議な石がある。 | |
そして、戻ってゆく。 | |
素朴ではあるが、今日立ち寄った遺跡の中で一番いい印象だった。 | |
そしてバスに乗り込み、次の遺跡へ。 | |
シュラパック(Xlapac)
次はシュラパック(Xlapak)へ。 | |
サイルから6km東。 小さな王宮が残っている。 ここは入場料を取られなくて、単にサインするだけで入れてくれた。 |
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確かに、お金を取るにはちょっと規模が小さいかもしれない・・・。 ここだけかと思っていましたが、横道から更に奥に進むことができるようだ。 |
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道は案外長くて、しばらく歩く必要があった。 | |
しばらく歩くと、他の建物が。 状態はあまりよくないか。 その先まで歩き、戻ることにする。 |
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これは、未修復の瓦礫の山か。 ううむ。 |
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そして、ジャングルの中をバスに戻ってゆく。 時間が割とギリギリで、急いで戻った。 |
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サイル(Sayil)
次はサイル(Sayil)へ。 カバーより5km南。 王宮 El Palacio 南の外れにある展望台 El Mirador などがある。 |
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石に何か彫り物がしてある。 | |
ここもまたほのぼのとした遺跡。 これが王宮 El Palacioか。 |
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やはりラピュタのイメージがある。 | |
遺跡の周囲を散歩する。 | |
彫り物が美しい。 | |
階段がぼろぼろになっているのが見える。 さすがに年月が経っている。 |
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壁が綺麗に並んでいる。 | |
この綺麗さは、さすがに修復したのか? | |
再度全体を見直す。 | |
ほのぼのと、全体を眺める。 | |
人も少なく、天気もよく、本当によい遺跡見学日和だ。 | |
ここはこの遺跡だけでなく、奥へと続く通路もあったので行ってみることに。 | |
奥には、何やら丘の上の建物が。 | |
これが、南の外れにある展望台 El Miradorという遺跡か。 | |
その先には、何やら石版が置かれていた。 | |
何かのシンボルだろうか。 | |
ここは通路が長く、とてつもなく疲れた。 時計を見ながら進むが、急いでまわってぎりぎりだった。 体力的にきつい。 この時点で、かなりバタンキューとなっていた。 |
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カバー(Kabah)
次はカバー(Kabah) ここは、メリダ発のウシュマル遺跡ツアーでも一緒に回るところらしい。 ウシュマルの23km南東。 ウシュマルの姉妹都市だとか。 |
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確かによくできた遺跡だが、ここを回る頃には、本当にバタンキューになっていた。 何か食べないときつい。 |
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ここに来る直前、バスの中でコーラを空けたら泡が吹いてきたことに気付くのが遅れ、ズボンを濡らしてしまった。 すぐに反応できないほどフラフラだったようだ。 |
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あまり元気がないが、力を振り絞って遺跡をまわる。 | |
おなかが空いた・・・。 | |
ウシュマルのツアーに組み込まれるとだけあって、遺跡の規模はさすがに大きい。 | |
装飾が立派だ。 | |
とても立体的。 | |
ふと、トカゲを見かけた。 さすがはジャングル。 |
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遠くからカバーを眺める。 | |
立体的に連なっている。 | |
ふと見ると、壁に石像が。 | |
とても立体的。 ラピュタのロボットのように、まるで今すぐにでも動き出しそうだ。 |
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そして、下を見下ろす。 | |
いよいよ一番奥の建物を見る。 | |
周囲にはジャングルが広がっている。 | |
ふらふらではあったが、一番奥の建物も見て、悔いはなくなった。 | |
そしていよいよウシュマル(Uxmal)へ。 | |
ウシュマル(Uxmal)
いよいよウシュマルにやって来たが、中を見たい気持ちより、早くお昼を食べたい気持ちが勝っていた。 遺跡よりも食い気である。 |
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中で食べようと思い、入場口横のレストランでサンドイッチをテイクアウトにしてもらったが、いざ入ろうとしたら食べ物は持ち込めないと言われてしまい、結局レストランで食べた。 ううむ。 まあ、そりゃそうか。 そんなことに気が回らぬほどフラフラだったのも確かであるが。
注文して、食べて、と20分ほど費やしてしまったが、これで元気になった。 ガイドブックには2時間あれば見学できると書いてあるが、このツアー的には1時間45分の予定で2時半出発であるから、あと1時間と少しで急いで回る必要があった。 実際は、北の端の"北のグループ"と呼ばれている遺跡群をスキップしたので時間には少し余裕があった。
まず、メインゲートを抜けて魔法使いのピラミッドへ。 | |
魔法使いのピラミッド
ここは昔登れたが、今は登れなくなっているとのこと。 階段から転げ落ちる事故が起こって以来、そうなったようだ。 |
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確かに、この角度を登ったら降りてくるときに踏み外して転落および死亡もあり得るな・・・ と思った。 | |
ここは、7世紀初期のマヤ古典期の時代のもので、プウク様式(Puuc:マヤの言葉でユカタン半島中央の丘陵地帯を指す)の建造物とのことだ。 小人が一晩で作り上げたという伝説から"魔法使い"と名付けられているとのこと。実際には8~11世紀に少しずつ作られたのだとか。 |
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魔法使いのピラミッドを横目に、まずは南側からまわることにしました。 | |
総督の宮殿
次は"総督の宮殿"である。 | |
実際にはどのような使われ方をしたのかわかっていないとのこと。 | |
その横を回り込んで、次はグラン・ピラミッドに向かう。 | |
グラン・ピラミッド
ここもまた角度が急だが、こちらは登坂禁止になっていない。 | |
横目で見ればみるほど急な階段だ。 | |
どうやら階段もしっかりしているので、ゆっくりと登ることにする。 現在、北側の階段だけが修復されているとのこと。 |
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上を見ると、壁のような階段が。 | |
下を見ると、崖のような階段が。 | |
そこを登ると、遙か向こうまで広がるジャングルと遺跡の調和の取れた景色が広がっていた。 | |
ピラミッドの上で、しばしゆっくりする。 | |
隣の遺跡が目下に見える。 | |
遠くまで広がるジャングル。 | |
何やら壁のような遺跡。 | |
遠くには魔法使いのピラミッドも見える。 | |
壁には面白い彫り物が。 | |
これも。 | |
この地方のピラミッドは壁の作り方がとても興味深い。 | |
そして、時間も心配なので、降りて別の建物を見ることにする。 | |
それにしても急な階段だ・・・。 | |
ゆっくりと、降りてゆく。 | |
グラン・ピラミッドを降りた後、西側を少し見る。 | |
球戯場
そして、球戯場へ。 | |
ここはチチェン・イツァーにある球戯場を小さくしたようなところだが、ゴールの石の輪の保存状態が良いとのこと。なるほど。 | |
そしては広場のようなところを通り、尼僧院の方へ向かう。 | |
それにしても、よく整備されている。 | |
尼僧院
尼僧院の入り口から右手を見ると、魔法使いのピラミッドが見える。 | |
そして、アーチを抜け、尼僧院へ。 | |
中に入ると広々とした広場に出た。 | |
尼僧院はたくさんの小部屋がある故に付けた名前で、ここの実際の用途はまだ想像の範疇であるようだ。 | |
ここもまた、壁が興味深い。 | |
尼僧院をぐるりとする。 | |
確かに、ここが尼僧院と言われてもあまりイメージが沸かないかもしれない。 まだまだ謎が多いのだろうな。 |
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ちょっと駆け足でここまで見てきたが、まだ"墓のグループ"と"記念碑の壇"と"北のグループ"が残っている。
まず"墓のグループ"を見に行くことに。
細い道を進んでいくと、人気がまったくしなくなった。 ありゃ。 みんなこちらには来ないのかな・・・。
そんなとき、ふと周囲から、草がカサカサ言う音が聞こえた。 何だろう・・・ と思ったが、大きなトカゲ? イグアナ? なんじゃこりゃ! 50cmはあるぞ。 でかい! さすがに今は向こうが逃げていくが、これが襲ってきたら非常に怖い。 たった50cmであっても、追いつめられたら何をするかわかったものではない。 数m離れたところで写真だけ撮る。 |
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更に細い道を越えて遺跡らしきところに近づくと、これまた違うトカゲ(イグアナ?)がいた! びっくりだ! ここにもいるぞ! |
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・・・と思ったら、もうちょっと小さなトカゲ(イグアナ?)を発見! | |
そんな横を歩いて進むと、このような小さな遺跡があるにはあったが・・・。 他のものと比べると規模といい保存/修復状態といい、あまり良くはないようだ。 |
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と、そんなこんなでどうしようかなと思っていると、向こうにはもう1匹発見! おいおい。 沢山いすぎるぞ。 ここはどうやら彼らの縄張りのようだ。 そんな爬虫類を沢山見ていたら、これ以上奥に行く気がしなくなった。 墓も大して興味のある建物がないし、更には、"記念碑の壇"には行く道もよくわからないし。 |
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"北のグループ"に行くまでの道も地図に載っていない・・・。 ううむ。 もういいや。 戻ろう・・・。 全部回るつもりで時間配分をしていたが、この時点で、"北のグループ"に残していた時間がまるまる浮くことになった。 こうなるのであれば他のところをもう少しゆっくり見ても良かったな。 まあ、しょうがない。
球戯場の横を抜け、魔法使いのピラミッドへと戻ってゆく。 | |
ここまで戻ったところ、まだ少し時間があったので魔法使いのピラミッドの周囲を更に半周する。 | |
ここが今日のクライマックス。 なかなか満足だ。 |
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そして、少し早いがメインゲートを出る。 | |
時間まで少しあったので、椅子に座ってゆっくりした後、時間が来たのでバスに乗り込む。
このバス、帰りのウシュマル・メリダ間は行きと同じようにツアー以外の客も乗せるようで、多少人が増えていた。
そんなこんなでバスはメリダを目指し、やがて到着。 メリダに帰ってきた。バスの中ではかなり眠く、うとうとしていたらあっと言う間に着いた感じだ。予定通り、3時45分頃メリダに到着。
ユカタン人類学博物館 - メリダ
ツアーから戻ったがまだ外は明るいので、メリダにあるユカタン人類学博物館に向かう。
駅前でタクシーを拾ったが、そこでちょっとしたことがあった。
最初50ペソと言われたが、30ペソを提示してOKと言われたので乗り込んだのだが、しばらく走っていると博物館を少し行き過ぎて、ハイアット・リージェンシー・メリダの前まで行った後に戻ってくるような形で博物館に到着した。
そして30ペソ渡したが、なにやら、40ペソだと言ってくる。 なんじゃそりゃ。 30ペソだと言ったじゃないか。 向こうは片言の英語で"遠い。かなり走った"などと言ってくる。 表情が真面目で堅いので、何をどれだけ思ってそう言っているのかいまいちわからない。 最初は30ペソでOKだと言ったが、遠かったので40ペソ出せ、ということか? まあ、分からんでもないが、遠回りしたのは自分だ。 ということで、中間の35ペソを渡す。最初の値段と今の値段の間だと私が言っているにもかかわらず、相変わらず"あと5ペソ"だと言ってくる。 これがひょっとして、"値段交渉はテクニックというより気合いと粘り"とガイドブックに書いてあったことか? テクニックも何もあったものではない。 "遠い。あと5ペソ"と何度も繰り返すタクシー運転手のおにいさん。 理屈でどうこう言っても通じないというのが次第にわかってきたし、やっていることがたった5ペソの話だし、もう面倒くさくなってきたのでとっとと5ペソ渡して終わりにしました。ふむ。 とは言っても、アジアのベトナムのように後味悪い訳ではないのでこのくらいは全く問題ない。ベトナムはうざったいし人を小馬鹿にしてくるが、ここメキシコではラテンのノリが根底にあるからか、基本的にゆったりしていて穏やかだ。 だから、ねばり強い交渉であっても何かとやりやすい。結果が伴うかどうかはともかくとして。(苦笑)
なので、このようなちょっとしたことはあったが、メキシコに対する印象が悪くなるということはなかった。
そして、いよいよユカタン人類学博物館に入る。 | |
ここはガイドブックには20時までと書いてあったが、実際には5時までだった。 まあ、博物館のようなものはどこでも普通そのくらいの時間で閉まるのが普通だよな・・・、きっと。 今日がクリスマスイブだから特別に早かったのか、或いは営業時間が変わったのかはわからないが。 |
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中には各種発掘品に加え、歴史が英語でも説明されていたので理解を進めることができた。 | |
ここ数年で英語力が少しついてきたので、読むのが遅いとはいえこのくらいの説明であれば苦もなくそのまま読むことができるようになった。 たまに専門用語がわからなかったりするが、理解を妨げるほどではない。 |
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1階は常設コーナーでは歴史や文化の紹介がされていた。 マヤの暦に関することや、交易、そしては農業などの説明コーナーがあった。 暦の正確さなどはよく知られているが、その他にも、石の加工技術や絹織物、飾り物など各種展示があった。 技術的に必ずしも進んでいたわけではないマヤがこれだけ正確な暦を持っていたことは、やはり驚きである。 |
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ここに来る前は、マヤの暦について、"まあ、確かに凄いかもしれないけど"くらいの軽い認識であったが、ピラミッドの加工技術や装飾品の加工技術を見ると、同じピラミッドであってもエジプトのものと比べ技術は数段劣るように思う。こんなこと言うと怒る人がいそうだが。 そこへ来てである。 暦の正確さというもの、そして暦から先を予見する技術とのギャップを見ると、その点から"驚き"としてようやく私にも感じられた。 |
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ここユカタン人類額博物館に残っているものは、かなり原始的なものであり、それでいて高度な計算技術を持っていたということが、この文明の特徴を際だたせるものとして驚きと興味として私に感じられた。 | |
石組みの技術も、決して高くない。 石の加工技術も決して高くない。 しかし、計算の技術はあった、と、そういうことになる? (まあ、素人考えかもしれないが) |
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そんな思いを巡らせながら博物館をまわっていると、係員が来て電気を消しだした。 この時まで閉館時間が20時だと思いこんでおり、ゆっくりと見ていたのだ。 そして急いで次を見る。 |
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周囲の電灯が次々と消されている。 | |
顔がとても特徴的だ。 | |
眼鏡のようなものも見える。 装飾品か何かか。 |
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蛇或いはトカゲなどの爬虫類に見える。 | |
見ようによっては恐竜のように見えなくもない。 まあ、どちらも爬虫類だからそれはそうか。 |
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そんなこんなで博物館を出た。 | |
外はまだ明るい。 さてどうしようかと思い、とりあえずホテルまで戻ろうと思ってタクシーを捕まえようとした。 大通りでタクシーを待っていると、ふと、目の前にバスが止まり、私と同じく博物館から出たと思われる2人組がそれに乗り込んだ。 私も思わずそれに乗り込み、駅まで行くかどうかとりあえず聞いてみたが、行くという。 ふむ。 5ペソで行けるようだ。 タクシーに乗るより随分と節約になる。 |
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メリダのソカロ周辺
そしてバスに揺られ、駅方面に進んでいく。 この町は碁盤の目のようになっていて、通りには整理された番号が書いてあるので現在位置がわかりやすくてとても良い。
くねくね曲がりながら、時には駅から少し離れたりして、やがてソカロ(町中心にある公園)近くで停車した。 全員降りるようなので、どうやら終点のようだ。 あれれ。 駅までじゃないのか・・・。 運転手は適当に答えたのかな。
まあ、ソカロ近くならそれはそれでいいやと思い、周辺を散策する。 ふと見ると豪華な教会が見えるのでそちらに向かって歩く。 |
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教会の裏から入ると、博物館の展示のようなユニークなものがあった。 | |
これは・・・。 きっと、芸術と言ってよいのだろう。 |
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バイクのパーツや車のパーツを元に、きっと鳥か何かを形取っているのだろう。 場所的に、ここはユカタン現代美術館か? |
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そしてその中庭らしきところを越え、ソカロ横にある巨大な教会、カテドラルに入ってみることにする。 | |
ソカロ横にそびえる、巨大なカテドラル(教会)。 私はクリスチャンではないが、旅行のときは教会に入ってみることにしている。 その土地の特徴がよくわかるからだ。 |
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教会を出ると、すっかり暗くなっていた。 | |
ソカロはすっかりクリスマスの雰囲気だ。 | |
そして、本日ダンスがやっているというソカロ西側の Centro Cultural Olimpo に行ってみるが、どうやら今日は開いていないようだ。 まあ、仕方がない。 |
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そして、ソカロ横にある建物の中に入ってみたところ、ピザ屋があったので食べてみることに。 メキシカン・ピザを頼んだら、シェーキーズで食べたことがあるようなピザが出てきた。名前は知らなかったが、これがメキシカン・ピザなのかな? 味も似ている気がする。 |
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それを食べた後、これからの計画を練る。
どこで何日過ごし、何を見るのか・・・。 いくつか計画を練った。
その結果、当初は以下のようであったものを、次のように変更した。
25日 午前:メリダ→カンペチェ移動。午後:当初はエズナー遺跡観光だったが、カンペチェの町並みが世界遺産であることに気が付いたのでその観光に差し替え。宿を1泊取る。
26日 カラクムル(Calakmul)遺跡観光ツアー。同じ名前の自転車に乗っていたことがあるので、ここは是非とも行っておきたいところ。世界遺産にも登録されており、規模的にもかなりのものがあるとのこと。
27日 当初は午前中にカンペチェ→パレンケ移動、午後にパレンケ遺跡見学。それを、26日の深夜バスから乗り継いででエルタヒン(El Tajin)のあるパパントラを目指す。ベラクルス行きの深夜便が取れればそれに乗り、取れなければ中間地点にあるビジャエルモッサ行きの深夜便に乗り、そのまま乗り継いでベラクルスおよびパパントラを目指す。カラクムル遺跡ツアーが21時にカンペチェ帰着であることと、多少は遅れる可能性も見越して、バスチケットは当日買うことにする。
28日 当初は、パレンケの町からツアー参加してボナンパックおよびヤシュチランに行こうと思っていましたが、入場料を見ると安いので規模が大きくないと判断。世界遺産にもなっていないようなので、代わりにエルタヒンを目指すことにする。前日までにパパントラに到着している筈なので、この日は1日をエルタヒン観光およびゆっくり過ごすことに費やす。
29日 当初は、パレンケからメキシコシティへの移動の日と位置づけていた。変更後は、パパントラからメキシコシティへの移動の日と位置づける。
30日 テオティワカン(Teotihuacan)観光。変更なし。
31日 午前中~午後の早い時間までメキシコシティ内(博物館等)見学。午後にホテル帰着後、深夜11時くらいまで時差ボケ解消を促進させるための睡眠時間と位置づける。深夜11時くらいになったら起きて、独立記念塔で行われるカウントダウンに参加する。(これは近くにあるかどうかわからない)そしてその後ずっと起きていて、朝6時50分の飛行機に間に合うよう移動および搭乗する。
この変更した予定によって、見るべき世界遺産をきっちり見ることができそうだ。
それに、ルート的に、将来グアマテラのティカル遺跡を見に行く際、メキシコから入る起点であるパレンケを今回見ないことにより、将来そのルートを通ってティカルに行く道筋を残しておく、とすることができた。その際の途中ルートであるオアハカも今回見ないことにより、その際にオアハカを残すことができる。 エルタヒンは北部にあるので今回見てしまった方が次回の際のそこに行く手間が省ける。 カンペチェからパパントラへ(或いはポサリカ)の移動に飛行機を使うことも考えたが、カンペチェからポサリカ空港に移動する場合はメキシコシティ経由になるようなので、時間および費用が思いのほか高くつくと思いバスにしました。景色が見られるのもバスの良いところであるし。 と、そんなところで、なかなかうまくまとまったみたいだ。
そして、その横にある州庁舎で、マヤ文明をテーマとした27の壁画というものを見ることにしました。 州庁舎だけあって、その中庭にはクリスマスツリーが飾られていた。 |
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マヤ文明をテーマとした27の壁画がずらりと並ぶ。 | |
と、壁画を見ていると、ふと外から賑やかな音がしてきた。 | |
何だろう・・・ と思ったが、何やらクリスマスの催し物みたいだ。 | |
車にサンタがたくさん乗っていて、何か投げているようだ? さすがはクリスマス。 |
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そして、州庁舎を出て、ホテルに戻ることにする。 | |
お祭り騒ぎのソカロ。 | |
何やら演奏しているパフォーマーもいる。 | |
このソカロに関しては、夜であっても危険な感じは受けなかった。 だが、もちろん用心はしていたが。 そして、ホテルに戻る。 |
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途中、ちょっとした電気屋があったので目覚まし時計がないか聞いてみた。すると、おもちゃみたいな時計が15ペソ(約120円)で売っていた。いくつか聞き比べ、ちょっと音が大きなものを選んだ。 これで明日は起きられそうだ。 軽いので、さほど荷物にもならなさそうなのも良い。
そしてようやくホテルに戻った。先日のスタッフにダンスについて聞いてみると、今日はクリスマスイブだから金曜日までダンスはないとのこと。 ふむ。昨日見ておいてよかった。
そういうわけで、明日は午前中にカンペチェに移動します。
旅の始まりはいつもスロースタートだが、いよいよ気持ち的にも面白くなってきた。